40代は女性ホルモンが減っていく時期
といわれています。
そもそも、女性ホルモンって何?
女性ホルモンが減るとどうなるの?
減らさない方法はあるの?
など、気になったので調べてみました。
いくつになっても若々しくいるためにも、
若い時とは変わっていく体の変化と
上手に向き合いたいですね。
女性ホルモンとは
女性ホルモンは、妊娠や出産の時に
働いてくれるだけではありません。
血管や心臓を守ったり、
体温を調節するなど、
女性の体を、全身まもってくれる
ホルモンなんです。
それでは、
女性ホルモンって、
どこで分泌されるんでしょう?
女性ホルモンは、卵巣で作られています。
よく、
筋腫などで子宮を摘出した場合、
女性ホルモンが出なくなるんじゃ・・・?
と、思う方もいらっしゃいますが、
そんなことはないんですね。
卵巣には、何十万個の卵が
あるといわれています。
女性ホルモンが分泌されなくなるのは、
その卵がなくなった時。
閉経して、卵巣が役目を終えた時です。
それまでは、女性ホルモンは
出ているんです。
また、
女性ホルモンは、卵巣から出ていますが、
その司令は脳がだしています。
そして、
女性ホルモンを多くしたり、少なくしたり
というコントロールも
脳が卵巣に司令を送っています。
女性ホルモンの働きとは
女性の体を守ってくれる女性ホルモンですが、
いったい、どんな働きがあるんでしょう?
そのまえに、
女性ホルモンには、2種類あるそうなんです。
エストロゲンとプロゲステロンという
女性ホルモンです。
エストロゲンは、
女性が元気できれいでいるためには
大切なものです。
子宮や乳房を発達させるなど
女性らしい体を作ってくれます。
また、それだけではなく、
お肌や粘膜、血管壁
筋肉や関節、脳でも働いてくれています。
いっぽう、
プロエストロゲンには、
体温を上げるという
働きがあります。
女性ホルモンが減るとどうなるの?
女性ホルモンは、30代後半から減りはじめて、
40代を過ぎ、年齢を重ねるとともに
どんどん減っていきます。
女性ホルモンが減ると、
体にどんな変化があるんでしょう?
エストロゲンが減ると、
生理の周期が短くなったり、量が減ったりします。
また、
乳房のハリがなくなる
お肌や粘膜が乾燥する
白髪が増えた
目がかすむ
体がだるい
めまい
のぼせ
はきけ
などの症状が出やすくなります。
なんだか最近痩せにくくなったな
と感じたら、
それも、
エストロゲンの減少が影響しています。
そして、
プロゲステロンが減ると、
体温が下がります。
そのため、
血液の流れが悪くなったり
自律神経が乱れやすくなり、
体が冷えるなどの症状があらわれます。
女性ホルモンを減らさないためには?
女性ホルモンは、
年齢とともに減っていきます。
それは、しかたのないことなのですが、
減らさない工夫はできるんです。
それには、卵巣の機能を
できるだけ衰えさせないことが
大切です。
そのためにできることは、
体力をつけること、
自律神経を整えることです。
毎日の生活の中で取り入れやすいことを
4つまとめたので、
ぜひ参考にしてくださいね。
1.体を冷やさない
お風呂はシャワーだけではなく、
湯船にゆったりとつかりましょう。
40代からは、女性ホルモンが減って
体が冷えやすくなっています。
そのため、冬はもちろんですが
夏も体を冷やさないことが大切です。
冷たい飲み物のとり過ぎには気をつけて、
夏でも温かいものを飲むようにしましょう。
2.下半身に筋力をつける
エストロゲンの減少は、
筋力にも影響しています。
筋肉は、血液の流れや
老廃物を押し出すなどの働きがあります。
とくに下半身の筋力が弱いと、
卵巣の汚れを取のぞくことができずに
卵巣に負担をかけてしまいます。
また、
腰痛や冷え性になりやすくなります。
簡単に、下半身に筋力をつけるには
20分~30分の
ウォーキングがおすすめです。
3.質のいい睡眠をとる
質のいい睡眠は、
とっても大切ですよね。
睡眠不足は、
体にも卵巣にも負担をかけます。
夜10時から午前2時の間は、
ゴールデンタイムといわれています。
睡眠が、体も心も修復して
いい働きをしてくれるそうなんです。
そのため、
できるだけ夜10時過ぎには
眠るように心がけましょう。
4.太りすぎも痩せすぎもダメ
40歳を過ぎると、女性ホルモンが減って
痩せにくい体になってきます。
だからと言って、
食べないなどの、極度のダイエットは
かえって、女性ホルモンのバランスを乱します。
太りすぎは、成人病などの原因になりますけど、
痩せすぎもまた、女性の体には負担をかけてしまいます。
女性ホルモンを減らさないためには、
太りすぎも痩せすぎも良くないんですね。
また、
女性ホルモンは、コレステロールから作られています。
ですので、
オリーブオイルや青魚などの良質の油を
摂りましょう。
さらに、
タンパク質にも、
ホルモンを作る働きがあります。
ダイエットをする場合は、
炭水化物の量を減らすのが
おすすめです。
いかがでしたか?
女性ホルモンについて、
知らないで過ごすのと知っているのでは
これからの人生が大きく変わってきますよね。
毎日のちょっとした心がけで、
50代、60代もあなたらしく輝けますように。