マーガリンのトランス脂肪酸が体に悪い理由とは?40代から知るべきことは?

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マーガリンなどの原料に使われている
トランス脂肪酸は体に悪い、と
テレビなどでみて気になっていませんか?

私も、40歳を過ぎた頃に病気をして
健康が何よりと思っていることもあって
興味を持って調べてみました。

そもそもトランス脂肪酸って何?
トランス脂肪酸の体への影響は?
マーガリンが体に悪い理由は?

などをまとめていますので、
よかったら参考にされてください。

トランス脂肪酸って何?

トランス脂肪酸は、
植物油を製造する過程で生成される油です。

その特徴は、酸化しにくく
長期保存がききます。

もともとは、植物油に
トランス脂肪酸は含まれていません。

それがなぜ含まれているのかというと、
製造の方法にあります。

植物油には不飽和脂肪酸が
含まれているのですが、

不飽和脂肪酸には、温度が160度を超えると
トランス脂肪酸へ変わるという
性質があります。

さらに、

200度を超えると、急激に増加する
という性質を持っています。

植物油は、製品になるまでに
5回もこの高温にさらされるそうなんです。。

何度も高温にさらされる過程で
植物油の中には

大量のトランス脂肪酸が生成される
というわけですね。

マーガリンは、このトランス脂肪酸を
原料にして作られています。

最初にお話したように、

トランス脂肪酸は、長期保存ができます。

そのために、

安い値段でスーパーで買うことができますし、
食品業界でも、大量に出回っています。

でも、長期保存しても腐らないため
食べるプラスチック
といわれています。

マーガリンが体に悪いと言われるのは、
これが理由だったんですね。

そんな、トランス脂肪酸は
体にどんな影響を与えるんでしょうか?

トランス脂肪酸が体に悪い理由とは?

●肥満

トランス脂肪酸は、体の中で分解されにくく
また、排泄されにくいといわれています。

つまり、

体の中に蓄積されやすい
代謝しにくいということです。

そのため、

トランス脂肪酸は、内臓脂肪として蓄積され
肥満の原因になります。

代謝が落ちてくる40代からは、
とくに気をつけたいですね。

●病気にかかりやすい

私たちの身体は60兆個の細胞で
作られていますよね。

細胞は、すべて細胞膜に包まれています。
その細胞膜の材料に欠かせないのが脂質です。

良質な脂質なら、健康な細胞膜が作られます。

細胞膜は、大切な働きを持っています。

たとえば、

細菌の侵入を防いだり、
栄養を取り込んだり、
老廃物を排出するなどです。

でも、

大切な働きをするはずの細胞膜の材料が
トランス脂肪酸だったら・・・?

細菌が侵入しやすくなったり
老廃物を押し出すチカラも
弱まってしまいます。

●ガン

トランス脂肪酸は、活性酸素を
大量に発生させます。

活性酸素は、細胞を傷つけて
ガンの原因になります。

●糖尿病

トランス脂肪酸の摂取量と糖尿病は
関係していると考えられています。

糖尿病には、1型と2型があります。

インシュリンが全く分泌されない症状は
1型糖尿病。

インシュリンは分泌されている症状は
2型糖尿病。

この2型糖尿病が、今、
増えているそうなんです。

その原因は、

「血液中のブドウ糖を細胞内へ
送り込みなさい」という信号を
細胞膜がうまくキャッチできないため
と考えられています。

細胞膜が健全に働いていないことが
原因ということなんですね。

ブドウ糖が血液から細胞の中に
取り込まれないために、

血液中のブドウ糖が増え、高血糖となり
糖尿病の症状が発生してしまいます。

●血液の流れが悪くなる

マーガリンに使われているトランス脂肪酸は、
常温でも溶けずに固まる
という特徴があります。

体温の熱では溶かすことができないため、
食べると、血液の中で固まってしまい
血液をドロドロにするといわれています。

酸化コレステロールという言葉を
聞かれたことはありますか?

私は、初めて知りましたが、
悪玉コレステロールがさらに
悪化したものだそうです。

トランス脂肪酸は、
その酸化コレステロールを増やす
といわれています。

そのため、

動脈硬化や心筋梗塞などの
原因になってしまいます。

トランス脂肪酸は、
知ってしまうと食べるのが怖くなりますね。

トランス脂肪酸は、
どんな食べ物に含まれているのでしょう?

トランス脂肪酸が含まれる食品

トランス脂肪酸は、安くて腐らないために
家庭用だけではなく、
食品業界全体で使われています。

サラダ油
キャノーラ油
マーガリン
ショートニング
パン
お菓子
ドレッシング
マヨネーズ
コーヒーフレッシュ
ホイップクリーム
コンビニのお弁当
ファストフード

etc

ふだん、口にしている食べ物の
”原材料”の欄を見てみると、

びっくりするほどたくさんの食材に
「植物油脂」と記載されています。

それらはみんな
トランス脂肪酸が含まれている食品です。

トランス脂肪酸は、
いろんな食べ物に含まれています。

いったい、

どれくらいの摂取量なら
安全なの?

毎日、どれくらい食べているの?

と、気になりますよね。

トランス脂肪酸の摂取量、安全ラインは?

WHO(世界保健機構)では、

食事からのトランス脂肪酸の摂取量は
1日の総エネルギーの1%未満にするよう
勧めています。

アメリカのニューヨークのレストランでは、
トランス脂肪酸の使用は禁止されて
いるそうです。

ヨーロッパでは、食品のラベルに
トランス脂肪酸の含有量を表記するように
なっているそうです。

ですが、

日本にはそうした規制はありません。

では、

日本人のトランス脂肪酸の摂取量は
1%未満で安全なのでしょうか?

40代のエネルギー摂取量は
平均すると2000カロリーです。

その1%は20カロリーですね。

これは、トランス脂肪酸に換算すると
2.2グラムになります。

トランス脂肪酸の摂取量は
40代の方で1日に2.2グラム以下
ということになります。

じゃあ、私たちは

毎日どれくらいのトランス脂肪酸を
食べているでしょう?

以下は、アメリカのファストフード店の
データで、日本にも進出しているお店です。

フィッシュバーガー  1グラム
フライドポテト    小3.5グラム 中5グラム 大8グラム
チキンナゲット    1.5グラム(6ピース)
ホットケーキ     4グラム
シェーク       小0.5グラム 中1グラム 大2グラム
ドーナツ       4~7グラム
ピザ         1グラム(1スライス)
チョコレートアイス  1グラム(1カップ)

※出典 山田豊文著「病気がイヤなら「油」を変えなさい!」

どれも馴染みのある食べ物ばかりです。

ドーナツ1個で、4~7グラムの
トランス脂肪酸を摂取しているんですね。。

その他にも、

コンビニのお弁当の揚げ物だったり
ポテトチップスなど、

普通に生活していると、
そこらじゅうにトランス脂肪酸は
あふれています。

トランス脂肪酸をぜんぜん摂らないなんて
そんなにストイックに生活できない・・・
と感じてしまうかもしれませんね。

でも、

私たちのような40代を過ぎた大人にも、
私たちの子供たちにとっても、

健康な体作りのために、
油の摂取には注意したいですね。

私も、ケーキやクッキーは大好きですが、
量を控えめにしたり、
たまには手作りもしようかなと思いました。

トランス脂肪酸の害を知り、
少しづつでも減らしてみることから
始めてみてはいかがでしょうか?

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